小説家橘夢子と5人のイタズラ王子
司なんかに負けてたまるか。
司の腕を力一杯払ったつもりが、ちょっと、今のは何。
私のファーストキスが奪われた。
あり得ない、許せない。
力の限り手を振り上げ、司の頬を叩いた。
「痛いなぁ、何すんだよ。」
自分が何したのか分からないの、このバカ野郎、変態男。
悔しいから、絶対泣かない。
「下手くそなキス。」
亮太がクスクス笑った。
「夢子姫に一本取られたね。夢子姫には俺が本当のキスを教えてやろうか。」
今度は亮太に迫られてるけど。
なんなのこの男たちは。
お母さん、やっぱり育て方間違ってます。
司の腕を力一杯払ったつもりが、ちょっと、今のは何。
私のファーストキスが奪われた。
あり得ない、許せない。
力の限り手を振り上げ、司の頬を叩いた。
「痛いなぁ、何すんだよ。」
自分が何したのか分からないの、このバカ野郎、変態男。
悔しいから、絶対泣かない。
「下手くそなキス。」
亮太がクスクス笑った。
「夢子姫に一本取られたね。夢子姫には俺が本当のキスを教えてやろうか。」
今度は亮太に迫られてるけど。
なんなのこの男たちは。
お母さん、やっぱり育て方間違ってます。