小説家橘夢子と5人のイタズラ王子

仲間

自分部屋に入り、鍵を掛ければ誰も入って来れないはず。



そそくさと逃げようとすると、首根っこを掴まれた。



ジタバタする私を見下ろす司。



「おい、まだ話終わってねぇんだよ。」



はい、そうでしたねって、家主が私なのに。



でも、ここは大人しくしておこう。



「話の続きをしましょうか。」



今、舌打ちしたよね。



「何か文句ある訳。」



「ないけど、夢子姫はめんどくさい。」



めんどくさいこと言ったかな。



言ってないと思いますけど。










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