小説家橘夢子と5人のイタズラ王子
キャー、みんなで何する気?





5人に迫られてる私、大丈夫?





これって危ない状態?





「なぁ、誰から行く?」





誰から行くって、どういう意味?





まさかここで、襲われるの?





「俺から行こうかな?」





逃げなきゃ。





亮太が笑いながら私の腕を掴む。





「さぁ始めるぞ、夢子姫腕相撲しようぜ。」





腕相撲ですか?





これが男に慣れる、強行手段?





「夢子姫、何期待してた?もしかしてキスとか?」





イエ、イエ滅相もごさいません。





「夢子姫、可愛いね。僕がキスしてあげるよ。」





郁也に二度目のキスを奪われた。





私ってこんなに隙だらけだったっけ。










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