小説家橘夢子と5人のイタズラ王子

｢夢子姫、落ち着いて話合おうよ。司の言うことに一々イラついてどうするんだよ。生活費は俺と司に任せて。愛子ママもお金の計算出来ないから、俺が家計簿つけてた。｣





チャラ男の亮太が家計簿だなんて、超受ける。





｢夢子姫笑い過ぎ、亮太は見た目はこんなだけど、頭もいいし、運動も出来ていい男なんだよ。｣





そう、私は佑真みたいな感じの子がいいな。





いいなって、弟としてだよ。





｢おい夢子姫、又顔真っ赤だけど、早く男に慣れろよな。｣





そんなぁ、男に慣れろって無理。





昨日まで一人暮らししてた私が、いきなり5人の男の子と暮らすなんて、小説にもあり得ない。