小説家橘夢子と5人のイタズラ王子

誕生日

司と亮太がバイトから戻ると、「夢子姫出掛けるから、着替えて。」





着替えてと言われても困るんだけどなぁ。





ジャージからジャージに着替える?





「あぁジャージしかないんだっけ?まぁいいか。」





分かってるなら聞くな!





6人でお出かけだなんて、本当に賑やかだ。





「先ずは、夢子姫の服を買って着替えさせないとな。」





抵抗しても無駄のようだし、仕方ない、ついていこう。





「本当にジャージしかないのかよ。今まで出掛けるのにどうしてたんだ?」





出掛けたことないし、高校は制服だった。





「もしかして、大学もジャージで?」





私が頷くと5人があり得ないと笑った。





すみませんね、ジャージを嘗めんなよ。








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