小説家橘夢子と5人のイタズラ王子
「これは愛子ママからのプレゼントだと思ってほしい。」





お母さんからのプレゼント?





「おい、自分の誕生日忘れたのかよ。」











今日私の誕生日?





あ、誕生日だ。





すっかり忘れてた。





誕生日祝いなんてしたこともないし、プレゼントなんて始めてだ。





「本当に忘れてたのか?」





私が頷くと、5人が又呆れていた。





「あり得ない、自分の誕生日を忘れるなんて。」





ごめん、でも誕生日が特別な日とかじゃなかった。





誕生日にケーキもプレゼントもない。





「あのね、大丈夫だから、誕生日なんてどうって事ない。」





何で郁也が泣くの?





どうしたの?郁也。










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