小説家橘夢子と5人のイタズラ王子
夢子姫も多分俺と同じで、親の愛情を知らない。





たけど、そんなことお構い無しに、自分の世界に入り込みひたすら小説を書いている。





夢子姫の小説を読んでみたが、思った以上に面白かった。





見た目はダサダサ女なのに、小説の中の彼女は美人でイケてる女だ。





自分の願望?





料理も掃除も洗濯も出来ない女。





俺が全て教えやる、嫌がっても絶対やらせる。




亮太が俺の所に来た。





「司は夢子姫に本気?本気じゃないなら、止めてほしいんだけど。」





亮太の奴何で、俺が本気じゃないって思うんだ。





「司は彼女いるんだし、夢子姫に本気じゃないだろ。、俺は本気だ。」





「俺に彼女はいない。誰の事を言ってる?」





「この前一緒にいた女だよ。」





「麻里の事言ってるなら、あいつとは付き合っていない。」





「麻里は本気だったと思うよ。司ってかなり酷い男だな。」





相手が告ってくれば、嫌とも言わず適当に付き合ったのは、大きな間違いだった事に気づいた。











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