小説家橘夢子と5人のイタズラ王子
「亮太その髪も似合ってる。」





「俺に惚れ直した?」





「はぁ、惚れ直したってどういう意味?」





説明しないと駄目ですか?




「金髪の俺も中々だけど、この髪も似合ってるなら、俺に惚れるしかないでしょ。」





夢子姫が無言のまま、タクシーを下り家に入って行く。





おい、俺の話まだ終わってないのに、無視して行くのか?





「あんた誰?」





振り向くと、佑真がいた。




「亮太その髪どうした?」




「夢子姫の為に金髪は止めた。俺夢子姫のマネージャーになったから。」





「抜け駆けは許さないからな。」





中坊の佑真には何も出来ない。





このまま押し切るしかない。










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