小説家橘夢子と5人のイタズラ王子
「泣くなよ。泣かせたくて一緒にケーキ作った訳じゃないから。」
だって、だって、悔しいんだもの。
「ムカつく、ムカつく、司のバカ!」
「本当に可愛奴。」
「うぇ〜ん。」
司に抱きついて声を上げて泣いた。
何がそんなに、辛いのか分からない。
だって今まで、料理なんて出来なくても気にもならなかった。
男の司に出来て、私が出来ないのが悔しいのか分からない。
司の腕の中はここち良くて、このままいたい。
「もう泣くな。夢子姫は今までずっと一人で頑張って来たから。もう大丈夫だ。夢子姫に淋しい思いはさせない。」
うん。
「夢子姫、鼻水つけるなよ。」
ごめん、鼻水一杯つけちゃった。
「夢子姫の鼻水しょぱいや。」
何で又キスするの?
それは、鼻水でなくて涙なんだからぁ。
だって、だって、悔しいんだもの。
「ムカつく、ムカつく、司のバカ!」
「本当に可愛奴。」
「うぇ〜ん。」
司に抱きついて声を上げて泣いた。
何がそんなに、辛いのか分からない。
だって今まで、料理なんて出来なくても気にもならなかった。
男の司に出来て、私が出来ないのが悔しいのか分からない。
司の腕の中はここち良くて、このままいたい。
「もう泣くな。夢子姫は今までずっと一人で頑張って来たから。もう大丈夫だ。夢子姫に淋しい思いはさせない。」
うん。
「夢子姫、鼻水つけるなよ。」
ごめん、鼻水一杯つけちゃった。
「夢子姫の鼻水しょぱいや。」
何で又キスするの?
それは、鼻水でなくて涙なんだからぁ。