私の14日間

 家に入ってから、疲れたねーと言いながら一息ついた。なんだか和めた。

「6時になったら晩御飯準備しよっか。それまでゆっくりしよう。」

「うん。何かすることあったら言ってね、何でもするから。」

「もうっ、そんなに気使わなくていいよ。」

 少し怒ったように言ってきた。

「でも。」

「でもじゃないの。気使われるの嫌いなの。だから好きなようにして?ねっ?」

「う、うん。」

 強く言われたら言い返しにくく、素直に言葉に甘えることにした。
< 106 / 139 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop