私の14日間

 器にうどんを入れ、机へと運んだ。彼女が箸とグラスを持ってくる。

「さっ、熱いうちに食べよう。いただきまーす。」

「いただきます。」

 彼女に釣られて、手を合わせてから食べはじめた。

「美味しい?」

「うん。」

「なら良かった。」

 彼女はにこっと笑い、またうどんを口にした。

 がらがらと襖が開く音がして振り返った。
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