私の14日間

「えっ。」

 私は無意識にお箸を落とし、驚いた声を発していた。

 そしてその驚いた声に、二人が更に驚いていた。

「えっ、ちょっとどうしたの?」

「あれ?俺そんなに邪魔だった?」

 困惑する二人を、ただただ何も言わず、見つめていた。

 あぁ、きっとそう。私の間違いなんかじゃない。不思議と自然と私は納得した。


 この二人は私の両親だ。
< 85 / 139 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop