あの子を好きな君が好き

「ここ、テストに出るからな~」

理科の和田ちゃんの声が遠くで聞こえているようなきがする。

そんな声に、私の視線の先のあなたは、
急いでノートのはしっこにメモをしている。

そんな姿に、私はふっと、周りにばれないように笑った。


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