宵の花-宗久シリーズ小咄-のレビュー一覧
唸りましょう。 読み終わって唸り、 もう一度、はじめから読んでまた唸りましょう。 14ページの短編だからそれができるのです。 番外編もオススメです。
何処からか可憐な声が聞こえる…その声はとても小さく、耳を澄ませないと聞き取る事は出来ない。 その声を聞き取り、辿った先に、主人公は気品のある色香を纏った日本美人を見た。 日本の美しい四季を、その四季に漂う風情を、細やかだがすんなりと理解出来るように描き出した良作です。 その美しさを貴方にも…。
日本の夏のお彼岸といえば、 昔から語り継がれる数々の物語が存在する。 これもその中のひとつだっただろうか? そんな錯覚に陥りそうな程、 懐かしく、そして妖しく、私達日本人の美意識に自然に溶け込んで行く物語。 日本の情緒、風情を感じて下さい。
見知らぬ庭先に、自ら立ち寄り目にした情景を映したような作品だった。 その家の家人や、庭の草木が実に魅力的に描かれていて、短編としてはじゅうぶんではないだろうか。 シリーズ化と言うのも楽しみだ。
「六月の蛍」シリーズがいよいよ始動。 「不思議な能力」を持った主人公、新庄宗久。 彼のもとに訪れた今度の女性は、儚くあどけない笑顔を浮かべ、あっというまに1リットルもの水を飲み干した――。 美しい言葉で語られる、日本の怪談。 懐かしく切ない、独特の世界感が、読者を不思議な世界にいざないます。 するりと入ってのめり込み、気がつくと読了の14ページ。 お勧めです!
待望の宗久シリーズ第1弾! 『6月の蛍』に登場した宗久にまた逢える(>_<) 相変わらず、綺麗な言葉で綴られた独特の世界… 1度この世界に足を踏み入れたら、もう抜け出す事は出来ません。 あなたも、私と一緒にハマッてみませんか?