50センチ先の君に伝えたいこと

「えっと名前は…」


勝手に名前をプリンの男の子と名付けて

本当の名前を知らないままだった。

なんか隣の席なのに全然知らないのも

あれだしね…

「え、4月の自己紹介で言ったよな?」


…あー、

もう正直に言うしかない!

「えっと実は…その貴方が同じクラス
っていうか況してや隣の席だって知らなくて
…すいませんごめんなさい」


なんかちょっと小さい声だったけど伝わったよね…?

そう思って無意識に閉じていたまぶたを

そっと開けてチラッとプリンの男の子を見ると

いきなり吹き出された。

え?なんで?!


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