少女独り

――獅月――

…思い出した。

花は…初恋の子だ。

小学3年の時だった。

公園で遊んでいると、いつも1人でブランコに乗っている女の子がいた。

年下だってゆうのはわかったが、大人っぽいイメージがあった。

いつしか俺はその子を好きになっていた。
たまにその子がいつも同じ友達と遊んでいるのを見かけた。
その友達がその子を
"はな"と呼んでいた。


俺は中学に入り、公園には行かなくなった。

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