☆恋愛革命☆ずっと一緒に居たいヒト
恋愛関連に関わる事を、あんなに避けていたはずなのに。

いつもまにか、私の中は“スキ”でいっぱいになってた。

ハギの《おはよう》から始まり《おやすみ》で1日が終わるんだ。

『チィちゃん、今週も黒野さんち行くでしょ?』

夜勤の休憩時間。

貴重なご飯の時間なのに、電話をくれる。

「うん。今週は鍋パだって言ってたよ。だいぶ涼しくなってきたもんね」

『もう、10月も終わるからね。早いね』

ハギと出会って4ヶ月が過ぎる。

本当に早いな。

私の気持ちは、どんどん変化してる。

ハギはどうなのかな?

少しくらいは、好きになってくれてるかな?

恐くて、これ以上は踏み出せないんだけど・・・

「ハギは?行く?」

『夜勤明けだからなぁ・・・』

確かに、クロちゃんの遊び力は別格だからなぁ。

普通は寝ないで、そのまま遊ぶなんて無理だよね。

疲れてるよね。


でも、来ないのは寂しいな。

会いたいな。

『でも、ちょっと、寝て行く~!一緒に行こう。迎えに行くよ』

「えっ!?」

一気にテンション回復!

しかも迎えに来てくれるって!!!

「無理してない?ゆっくり休んだほうがいいんじゃない?」

でも、そのまま喜びを表せなくて。

こんなトコロが嫌い。

『俺に会いたくないの~??』

最近ハギは、こうやって私をからかう。

声が完全に笑ってる・・・

だから、私も。

「ハギが会いたいんでしょう?仕方ないなぁ」

『じゃ、待っててね』

ハギは今、どんな顔してるんだろう?

私はこんな冗談でも、こんなに真っ赤になってるんだけど・・・


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