☆恋愛革命☆ずっと一緒に居たいヒト
「やったぁ!」

ずっと、ハギを見たがっていた美里。

小さく拍手しながら、私越しにハギを覗いてる。

「かっこいいじゃん!」

美里は若干興奮気味。

ほっぺがほんのり赤くなってる。

「でしょ。でね・・・」

誕生日を内緒にしてもらおうと思ったのに、2人のほうへ行っちゃった。

あぁぁ・・・

「お客様、お待たせいたしました」

微笑んで、紙袋を差し出す店員さん。

私の「ありがとう」は疲れきってる。

私が合流すると、心配していた話題の真っ最中だった。

「で、今年のプレゼントを買いに来てたんです」

美里が笑って振り向いた。

「ね!」

「そうだね」

なぜかハギの顔が、見られない。

でも・・・チラ見。

楽しそうに笑ってるけど・・・こっちを見てくれない。

怒ってる?



悪気は無かったんだよ?


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