☆恋愛革命☆ずっと一緒に居たいヒト
まだ、空には星が輝いてる。

でも、東の空はうっすら明るくて、凄く貴重な時間にいる感じがする。

夜と朝の境目。

「おっはよ〜」

外で迎えを待っていると、2台の車が到着。

「あれ?4人で1台じゃないの!?」

「うん。さすがに板2枚と全員のウェア積んで、1台じゃきついから」

聞いてないよ〜っと、横にいる美里をみると、チロリっとしたをだしてる。

・・・やられた。

「じゃ、オレら後ろついていくんで」

文句を言う間もなく、美里は田代君の車に乗り込んでる。

「チィちゃん、早く乗って」

「ま、いっか♪」

車の中には、私が昨日欲しいと言っていたCDがかかってた。

「持ってたの!?」

「いやいや。欲しいって言ってたから、昨日の帰りに買った」

ドキン!!

私のツボを知ってるみたいに、ドキドキさせるんだから。

本当に、困る。

どんな子にも、こんな仕掛けをするの?

今、私がどんな気持ちで隣に乗ってるか、分かっててやってるの?

「ハギは、女の子の扱いに慣れてるんでしょ?こんなことされたら、ドキドキしちゃうでしょう〜」

頑張って、冗談ぽく、それとなく。

「ドキドキさせたかったの」

え??!!
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