先生観察日記
さらに『頬をなでる風が気持ちいい』訳ないだろっ!
推薦入試は大抵2月。
この時期に、メットもかぶらずバイクに乗ってみろ!
沖縄以外は頬がしもやけになるほど寒い!
北海道では……そもそもアイスバーンで乗る奴がいない。
それと、大事な人を忘れてないか?
主人公の親父さん、地下鉄の出口で待ちぼうけだぞ……。
『めでたく高校に合格し、私は念願の女子高生になった。
担任の先生は、ぼさぼさ頭に鼻メガネの冴えないタイプで、ちょっとがっかりした。
でも、どこかで聞いたことのある声、だったような?
ある日の放課後。
下校途中のあの地下鉄の出口で、見覚えのある不良が待ち伏せしていた。
嫌な予感がして、すぐに引き返したけれど、遅かったみたい。
私はまた、彼らに取り囲まれてしまった。
「今日はもう逃がさないぜ」
また、リーダー格の男に手をつかまれそうになった瞬間。
私の後ろから、灰色のくたびれたスーツの袖が見えた。
チョークの粉がついている……?
まさか!?』