先生観察日記
入学・転学する際には、その学校間で色々やり取りをすることになっている。
特に大事なのが『指導要録の写し』だ。
これがないと、転入学できない。
指導要録とは、学校教育法で定められている、在籍した児童・生徒・学生の記録である。
学籍に関する記録には、当然ながら、その生徒の名前が正確に記される。
旧字体もきちんと書き記すため、「渡辺さんの辺」「斉藤さんの斉」などは何度もチェックする。
当然ふりがなもだ。
さらに、性別もはっきりと記入される。
学籍に関して、保存期間は20年と法律で定められている大事なもの、それが指導要録だ。
仮にごまかした場合、公文書偽造となる。
そんな危険を犯してまで、そいつの担任が『男』だという証明をすると思うか!?
担任だけじゃない、両方の学校の教務主任も管理職も、みんなそいつの嘘に巻き込まれることになるぞ。
絶対にそんな奴、転入許可できる訳ないだろ!