隣の田中さん。

「待って!!」

俺は勢いよく田中さんの
腕をつかんだ。

「好きだ.....
 好きなんだよ....
 俺は.....田中さんが隣の席に
 なってからずっと好き....だったんだ」

言わねーと。
ホントのこと言わねぇと....

「でも....ごめんって」
「分かんなかったんだ。バカだよな
 俺。友達に言われて、考えてみて
 初めて気づいたんだ....」

「ぇ?......」

「もう遅いって分かってる。
 でも、これだけは言わせて?」

「ちょっ.....

「田中さん、俺はあなたのことが
 好きです、付き合ってください」

俺は、頭を思いっきりさげた。


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