〈短編〉俺様なアイツ
不思議そうに悩む悠真を見てると何だか面白い。
『まあ、何でもいい!』
「てか止めない?」
『なんで?』
「あたしが嫌だから…。無理矢理なんて絶対やだ…」
『ふっ。そんなこと分かってるさ。ただからかっただけ!』
ドや顔する悠真をあたしは少しにらめつけていた。
「じゃあ、あたし帰る!」
『はぁ?!まだ居ろよ…』
ねぇ…どうしてそんな悲しい顔するの??
あたしに言えないこと?!
そんなの悠真の支えになってないよ…