アンバランス ヘヴン


「帰りどっか寄っていかない?」


お祝いに奢るから、という美沙と一緒に近くのカフェに向かおうと校門へ向かう。


「咲空」


聞き慣れた、低い声。


視線の先には見慣れた黒い車と、一人の男。


「キャー、誰あのイケメン!咲空の知り合い??」



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