アンバランス ヘヴン


「あたしのことはいいから、楽しんでね!」


にやにやしながら手を振る美沙。


彼氏か何かと、勘違いしたんだろう。



─9つも年が離れてるっていうのに。


「…」


…あたしたちの関係を知ったら、人は何て言うんだろう。


もう一度美沙に謝って、車に乗り込んだ。




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