キケンなモトカレ《君を壊したい》

ある日、外回りから戻ると

また、美沙が、そこにいた。


俺は彼女を横目で見ながら

社に戻り、エレベーターのボタンを押した。


扉が開いて乗り込もうとした足を止めて

俺は外へ出た。


彼女はアイスコーヒーをストローでかき混ぜながら

ボンヤリしている。


………そんな彼女のいる方へ

俺は近付いて行った。



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