キケンなモトカレ《君を壊したい》

「必要ないならいいわ。

余計なお世話だったわね」


「待て!」


立ち上がった結子を呼び止める。


彼女はニヤリと笑って俺を見た。


「あれれれれ。

未来の法律家さん。

何か用かしら」


「デザート、好きなの奢る」


「ドリンクもつけてよ」


「わかったよ」


彼女はスキップしながら売店へ向かった。




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