氷狼―コオリオオカミ―を探して
「まだ記憶が混乱しているのかしら……遥、お向かいのショウ君よ」
「幼なじみの?」
あたしは彼の立場を量りかねて、慎重に尋ねた。
「そして親友の」
ショウ君が言葉を引き取って言った。
「大変だったね。休んでいる間のノートを取っておいたよ。分からないところはきいて」
「あたし達、同じ学校?」
「うん。同じクラスだよ」
あたしは少しふらついた。
「そうだった。ゴメン、まだ少しおかしいの。休ませてもらっていいかな」
「もちろん」
あたしは差し出されたノートを受け取った。
「学校へはいつから?」
「来週」
「じゃあ朝迎えに来るよ。いつものように」
「幼なじみの?」
あたしは彼の立場を量りかねて、慎重に尋ねた。
「そして親友の」
ショウ君が言葉を引き取って言った。
「大変だったね。休んでいる間のノートを取っておいたよ。分からないところはきいて」
「あたし達、同じ学校?」
「うん。同じクラスだよ」
あたしは少しふらついた。
「そうだった。ゴメン、まだ少しおかしいの。休ませてもらっていいかな」
「もちろん」
あたしは差し出されたノートを受け取った。
「学校へはいつから?」
「来週」
「じゃあ朝迎えに来るよ。いつものように」