氷狼―コオリオオカミ―を探して
いつものように?
『いつも』って何?
「えーと……ありがとう」
あたしは数歩後ずさりして
それからバタバタと走り去った。
あたしは自分の部屋に駆け込んで、ドキドキする胸を押さえた。
チェイサーだ
あの人がいた
そのままベッドに仰向けに倒れ込む。
でも
彼はあたしのショウ君じゃない
あたしを可愛がってくれたお兄さんじゃない
彼はチェイサーでもない
一緒に狩りをした妖魔でさえない
『いつも』って何?
「えーと……ありがとう」
あたしは数歩後ずさりして
それからバタバタと走り去った。
あたしは自分の部屋に駆け込んで、ドキドキする胸を押さえた。
チェイサーだ
あの人がいた
そのままベッドに仰向けに倒れ込む。
でも
彼はあたしのショウ君じゃない
あたしを可愛がってくれたお兄さんじゃない
彼はチェイサーでもない
一緒に狩りをした妖魔でさえない