氷狼―コオリオオカミ―を探して
あたしは弓を引き続けた。
あんまり当たらないけど、氷狼を後ろに下がらせるのには十分みたい。
あたしの代わりに狐が止めを刺そうと、氷狼にかじりつく。
それにしても、次から次へとキリがない。
「チェイサー、なんかこっちの人数少なくない?」
「狩りは二手に分かれてするものだ。俺たちは追い立てる側。残り半分は待ち伏せする側。待ち伏せ隊はもう先に行っている」
その前にこっちがやられたらどうなるのよっ!
「これじゃあ追い立てるどころか追い詰められてる」
あたしが言うと、
「その娘の言う通りだ、チェイサー」
長槍で氷狼を跳ね飛ばしながらイタチが言った。
「こ奴らは明らかに戦法を変えてきている!」
あんまり当たらないけど、氷狼を後ろに下がらせるのには十分みたい。
あたしの代わりに狐が止めを刺そうと、氷狼にかじりつく。
それにしても、次から次へとキリがない。
「チェイサー、なんかこっちの人数少なくない?」
「狩りは二手に分かれてするものだ。俺たちは追い立てる側。残り半分は待ち伏せする側。待ち伏せ隊はもう先に行っている」
その前にこっちがやられたらどうなるのよっ!
「これじゃあ追い立てるどころか追い詰められてる」
あたしが言うと、
「その娘の言う通りだ、チェイサー」
長槍で氷狼を跳ね飛ばしながらイタチが言った。
「こ奴らは明らかに戦法を変えてきている!」