氷狼―コオリオオカミ―を探して
でもそうは上手くいかなかった。
馬の乗り手がふっと顔を上げて、まるであたしがいることを知っているようにこっちを見た。
ヤバイ!
慌ててカーテンを閉じて床に座り込んだ。
焦るな
部屋の明かりはつけてないから、下からは見えない。
あたしがいたことには気づかない。
風が、ひときわ大きくうなり声をあげた。
ガタガタッと窓が音をたてる。
まるで誰かが外から窓を叩いてるみたい。
あたしは怖くなってベッドに入り頭から布団をかぶった。
馬の乗り手がふっと顔を上げて、まるであたしがいることを知っているようにこっちを見た。
ヤバイ!
慌ててカーテンを閉じて床に座り込んだ。
焦るな
部屋の明かりはつけてないから、下からは見えない。
あたしがいたことには気づかない。
風が、ひときわ大きくうなり声をあげた。
ガタガタッと窓が音をたてる。
まるで誰かが外から窓を叩いてるみたい。
あたしは怖くなってベッドに入り頭から布団をかぶった。