氷狼―コオリオオカミ―を探して
2
ケータイのアラームが鳴っている。
眠い……
アラームを止めてあくびを一つ。
掛け布団を半分めくって慌てて元に戻した。
寒っ!
なんだかすっごく寒くない?
ノックの音と同時にドアが開いて、弟が顔を出した。
「姉ちゃん、遅刻すっぞ」
「ねぇ、寒くない?」
「寒いさ。記録的な寒気団が日本上空に居座ってるらしい」
どうりで
「起きろよな」
ドアが閉まった。
眠い……
アラームを止めてあくびを一つ。
掛け布団を半分めくって慌てて元に戻した。
寒っ!
なんだかすっごく寒くない?
ノックの音と同時にドアが開いて、弟が顔を出した。
「姉ちゃん、遅刻すっぞ」
「ねぇ、寒くない?」
「寒いさ。記録的な寒気団が日本上空に居座ってるらしい」
どうりで
「起きろよな」
ドアが閉まった。