氷狼―コオリオオカミ―を探して
森林公園の入口でイタチと狐が待っていた。
「奴らは『迷いの森』へ入った」
イタチが言う。
「足跡が消えぬうちに追うぞ」
チェイサーが言うと、イタチの面がしかめっつらになった。
「うまく海沿いの道に出てくれればいいが」
「いつになく心配性だな」
「チェイサー、あのリーダー狼は大きすぎる。かなりの知恵を喰ろうておるぞ」
「待ち伏せするほどの知恵はあると思うか?」
「あるいは」
「では三つに分かれよう。分散して待ち伏せるとは思えない」
「承知」
イタチが合図すると、白魔達は二手に分かれた。
「奴らは『迷いの森』へ入った」
イタチが言う。
「足跡が消えぬうちに追うぞ」
チェイサーが言うと、イタチの面がしかめっつらになった。
「うまく海沿いの道に出てくれればいいが」
「いつになく心配性だな」
「チェイサー、あのリーダー狼は大きすぎる。かなりの知恵を喰ろうておるぞ」
「待ち伏せするほどの知恵はあると思うか?」
「あるいは」
「では三つに分かれよう。分散して待ち伏せるとは思えない」
「承知」
イタチが合図すると、白魔達は二手に分かれた。