もっと早く‥
「…。」


「紗夢ちゃん?」


「ごめ、帰るね‥。」





私は鞄を持ち、その場を後にした。






後ろで不気味に玲美が笑ってるとも知らずに。



















家に帰ると、幸大はリビングにいた。



「お帰り。」


「‥ただ今っ…。」





幸大の顔を見ただけで泣きそうになる。





私はすぐ自分の部屋に入った。






ダメ‥。今日のことは忘れよう…。





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