もっと早く‥
翌日、玲美は私にくっ付いている。



「紗夢ちゃん、恋しないの?」


「…。」


「楽しいよ?」


「‥玲美、その話はやめて。」


「‥じゃあ、合コンする?」






私は玲美の話を聞き流し、窓の外を見た。






「イケメンばかり集めるから。ね?」


「しない。」





私は席を立ち、教室を後にした。






玲美といると気が狂いそう。





「紗夢。」





廊下を歩いていると後ろから声をかけられた。







振り返るとヤスが立っていた。
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