もっと早く‥
「紗夢、ご飯食べるだろ?」


「‥うん。」






私は椅子に座り、幸大を見つめた。





「どうした?」





あんなに笑わなかった幸大が、こんなに優しい表情をするようになった。






って、私の前だけだけど。





それは私も一緒で。







「ううん。幸大…。」




そのときインターホンが鳴った。





モニターを確認する幸大。







「…。」







私もモニターを見るため立った。
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