もっと早く‥
事が終わると兄は服を着た。





「じゃあ、紗夢、また来るからな。」






そう言い残して出て行った。







私はふらつく足でお風呂場へ向かった。




















お風呂から出ても幸大はまだ帰っていなかった。






私は自分の部屋に入り、ベッドに横たわった。







勝手に溢れだす涙。






私は枕に顔を沈め、泣いた。
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