もっと早く‥
結局玲美が離してくれたのは日が沈んだ頃で。





「じゃあね、幸!これから毎日遊ぼ!」


「無理。じゃあな。」





俺は玲美を送った後、急いで家に帰った。





紗夢待ってんだろな。







そう思ったら走っていた。








家に飛び込むともぬけの殻。








「紗夢?」





電気も点けないで。





出掛けてるのか?






コンコン



「紗夢、入るぞ?」






紗夢の部屋に入り、灯りを点けた。



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