もっと早く‥
エントランス入って右側の奥に警備室がある。





そこにおじさんがいる。






俺は窓から中にいるおじさんに声をかけた。







「あの、すみません。」



「何でしょう?」



「防犯カメラの映像を見せて頂けませんでしょうか?」








おじさんは俺とヤスをじっと見つめた。






「彼女が誘拐されたかもしれないんです。お願いします。」



「‥わかりました。そちらのドアから中に入ってください。」



「ありがとうございます。」






俺とヤスは警備室のドアを開けた。






中に入り、おじさんのそばに立つ。






「何時くらいですか?」


「多分、昼の11時半以降だと。」





おじさんはパソコンを操作し、映像を映し出した。
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