もっと早く‥
紗夢に逢いたい。





「紗夢っ‥。」






俺はずっとお前のそばにいる。







いつも一緒だ。











―――――――――‥










俺はリビングのソファに座り何度も手紙を読んでいた。







紗夢‥。








「紗夢、近くにいるんだろ?」





俺は部屋を見渡した。







でも何も視えない。
< 182 / 313 >

この作品をシェア

pagetop