もっと早く‥
俺は手紙を置いて部屋を後にした。








コーヒーを片手にリビングのソファに座った。








紗夢‥。








俺は缶コーヒーを見つめた。








「フッ。俺も未練がましいな。」







缶コーヒーをグッと飲んだ。








~♪~♪


「はい。」


「あっ‥あのっ‥夏音です。」


「あぁ。ども。」


「あの、夜遅くにごめんなさい。」


「全然構わない。」





俺は缶コーヒーを見つめ、笑った。




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