もっと早く‥
俺は悩んだ。





紗夢を忘れられてないまま付き合っていいのか。






夏音を傷つけてしまう。






「‥俺に時間をくれないか‥。」


「えっ‥。あ、うん‥。」






夏音は俯いてしまった。






重たい空気が流れる。






俺はこの空気に耐えきれなくて立ち上がった。





「やっぱ飲み物買ってくる。何がいい?」


「あ‥ミルクティーを‥。」


「了解。」








俺は財布と携帯を持って家を出た。
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