もっと早く‥
――――――――‥



俺は夏音とリビングのソファに座っていた。






「夏音。」


「はい。」


「俺と結婚してくれないか?」


「っ!幸くんっ‥本当に!?」


「あぁ。」






夏音は嬉しそうに笑った。






俺は夏音の肩を抱き寄せた。






夏音は絶対俺が守る。






絶対。








「夏音、夏音のご両親に挨拶に行きたいんだけど。」


「うんっ!幸くん次の休みって?」


「明日行きたいんだけど。」


「っ‥明日?わかった今から電話してみるね。」


「あぁ。」






できるだけ早い方がいい。
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