もっと早く‥
夕飯をご馳走になった後、俺は夏音を実家に残し、一人会社へ向かった。







ビルに入ると秘書が俺に駆け寄ってきた。








「社長!」


「何だ?」





俺は社長室へ向かいながら秘書の話を聞いた。





「この間のお客様がお見えになりました‥。」


「そうか。それで?」


「これを置いて行かれました。」





そう言って俺にメモを渡す秘書。





「ありがとう、下がっていい。」


「はい。」






俺は社長室に入り、メモを確認した。







< 258 / 313 >

この作品をシェア

pagetop