もっと早く‥
入ってきたのは俺の秘書。




「社長、お持ちしました。」


「あぁ。ありがとう。下がっていい。」


「はい。」






秘書から書類を受け取り、それを紗夢の兄に見せた。







「っ!!!!!」


「夏音と俺は夫婦だ。これで脅迫罪は成立する。」


「っ…!」






紗夢の兄は悔しそうに俺を見た。






「それから、俺の父親も返してもらおうか。」






俺はクスッと笑い紗夢の兄を見た。
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