もっと早く‥
俺の家に入り、あいつはソファに座った。






4年前と何も変わっていない。








俺はコーヒーを出した。






「ありがと。」


「あぁ。で、紗夢、何がどうなってるんだ?」


「‥それは‥。」





紗夢は亡くなったはず‥。






って確信がある訳ではないけど‥。






葬式だって身内だけで…。






って…紗夢を死んだことにしたってわけか?





「何のために?」


「‥ヤス‥。」





紗夢は俯いてしまった。






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