もっと早く‥
何が何でも寝過ぎだ。




育つどころか死んでしまう。






そしてまた幸大にご馳走になった。





明日は私が作ろう。






食べ終えると幸大はブラックコーヒーを手にソファに座った。






私は幸大の行動じっと見つめていた。





「紗夢も飲むか?」


「あ、私ブラックは飲めなくて。」


「カフェオレがいい?」


「ううん、微糖が好き。」


「じゃあ明日買っとくな。」


「いいよ。自分で買うよ。」


「いいから。」


「…。」




どうしてそこまで優しくしてくれるんだろう。






同情?




そうだよね。


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