もっと早く‥
「美幸、買い過ぎじゃない?」




香織が美幸の手元を見て一言。





同感。





美幸は両手いっぱいにショップ袋を持っている。







「だってどれもこれも可愛いんだもん。さ、カフェいこカフェ。」





そう言って美幸が先頭切って歩く。





私と香織も後に続いた。







私たちはオープンカフェに入った。







テラスの席に座り、それぞれ注文する。










「そうそう、私彼氏と別れたんだぁ。」





思い出したように言う美幸。





「どの男よ?」





香織が素早く突っ込む。




「そんなに男いないってぇ。」
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