もっと早く‥
幸大はずっと私を抱きしめてくれていた。






次第に落ち着いていく。








そっと離れた幸大は私の顔を覗き込んだ。







そして頭を撫でてくれた。






「お前はキレイだ。」


「っ…。」





幸大と至近距離で目が合う。





「俺がいる。」


「っ‥。」


「ずっとそばにいる。」






優しく微笑む幸大にキュンとする。






優しい幸大に包まれると、自分が弱くなるんだ。






甘えてしまいたくなる。




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