もっと早く‥
数日後



私と幸大は近くの公園に来ていた。




「紗夢がデートしたいとこって、公園?」


「うん。」





幸大は公園を見渡した。






芝生が広がってる公園で、子供から大人まで楽しめる。






サッカーする人もいれば、バドミントンをする人もいる。






普通の人だったら、遊園地とか、水族館とかでデートするんだろうけど。






私にとってのデートは公園。






太陽を浴びて、好きな人と二人で寝転がる。





「読書をして、お弁当食べて、遊んで。そんなに幸せなことないでしょ?」



「紗夢‥。」





一緒にいられたらそれでいい。
< 96 / 313 >

この作品をシェア

pagetop